Pomfortは2015年7月にLiveGradeの新バージョンを正式公開する予定です。正式公開に先立ち、ベータプログラムメンバーと一部のユーザーにテスト用のベータ版を配布しています。

ルックの調整とライブラリによるルックの参照機能を強化し、DITやカラーリスト、撮影現場で作業をするプロフェッショナルが撮影現場で色表現の幅を広げるオンセットグレーディングツールとしてさらに進化しました。

新たにビデオ入力インターフェイス機能を追加し、ビデオの録画や、1フレームのフレームグラビングに対応しました。これにより従来までのSDIライブフィードの映像に対してだけでなく、収録された映像ファイルや静止画に対してのルック作成・操作が行えます。また、スプリットスクリーンにより比較しながらの作成にも対応しました。

さらにクリップ・ルックライブラリを大幅に強化。タイムコード情報を保持するなど、メタデータ機能が拡張され、LiveGrade v3の強力な「ルックレポート」機能とともに、ポストプロダクションワークフローとの円滑な連携を可能にします。

ルック操作をノードにより多重化することで、プライマリ、セカンダリルックなどのセカンダリカラーコレクション用のフィルタや、フィルタオプションに対応。CDLや3D LUTの多重適用にも対応し、異なるロケーションや異なる撮影条件下やカラー環境、あるいは異なるカメラのセッティングにも柔軟に対応することが可能になりました。
 
ルックとデイリー動画の統合により、ポストプロダクション工程との連携を効率化
タイムコードおよびメタデータを自動取得したライブラリ
レポート機能でポストプロダクション工程との連携

LiveGrade (Basic) バージョン3では、下記の機能も追加される予定です。
- 静止画ファイルへのグレーディング操作機能 (JPGs, TIFFs、DPX)
- 低照度環境に最適な照度切り替え式のユーザーインターフェイス

システム動作要件

Intel Mac with Mac OS X 10.9 or higher