ContentAgent(コンテントエージェント)

ContentAgent


ファイルベース・ワークフローの自動管理

増え続けるファイル形式、ファイルフォーマット、圧縮コーデック、インターレース・プログレッシブ方式の混在、フレームレートの異なるビデオ方式、そしてHDから4K、8Kへと続く高精細化の流れ…。 ファイルベース映像コンテンツ制作を取り巻く環境は、爆発的に増加を続ける多種多様なメディアデータへの対応を迫られています。

Root6 Technology 「ContentAgent」(コンテントエージェント)は、インジェストからデリバリーまでの幅広いファイルベースワークフローのなかで、ファイル・メタデータ管理、処理・変換の自動実行化を実現。あらゆる解像度に対応した強力なトランスコード機能とともに、ファイルベースワークフローの中枢として各工程を統御する、「ワークフロー・オーケストレーション」ソリューションです。

コーデックやフレームレートの変換、命名規則に沿ったリネーム、メタデータの抽出、画像の処理、プレビュー用メディアの出力…。複雑化するファイルベース・ワークフローをノードベースの操作と設定で自動実行。『ContentAgent』(コンテント・エージェント)はファイルベース制作環境のために誕生したワークフロー自動化システムです。

特長  

  • 直感的なGUIでワークフローを簡単に構築
  • 解像度に依存しないトランスコード/画像処理/品質管理
  • カメラの収録メディアから直接インジェスト(Avid InterPlay ワークフロー対応)
  • 『CardAgent』(カードエージェント) : シンプルなGUIによるマルチユーザー集中型インジェスト
  • Cinnafilm Tachyon(タキオン)を使ったGPU処理による高画質フレームレート・ビデオ方式変換をオプションで設定
  • プレビュー用途向けDVDの自動作成
  • 送出用番組データの自動生成(インサート編集とファイルベース品質管理を含むAS-11 UK DPPワークフロー対応)
  • 各社製品との連携(Avid、Interra、Tektronix、Vidcheck、Minnetonka)
  • 幅広いワークフローに対応できる柔軟性
  • ローカル・リモート操作による処理
  • SIAPとXMLに対応した充実のAPI統合

ユーザー・インターフェイス

洗練されたGUIで、ファイルベースのワークフローを自在に構築。トランスコード、プレビュー用ファイルの出力、映像・音声の自動QCなど、幅広い作業を自動実行化。また、Tachyonオプションの追加でGPU処理による高品質なビデオ方式・フレームレート変換、解像度変換にも対応。インターレース・プログレッシブ変換や4K、HD、SD等の相互変換もこなします。

ワークフロー設計

「ワークフローデザイナー」を使って、一連の工程の自動処理化するワークフローを簡単に構築できます。フローチャートのようにアイコン化されたノードをGUI上で結合するだけの直感的な操作です。分岐ノードを経由して条件分岐を伴ったより高度で複雑なワークフローも構築できます。

収録カードの処理を自動実行 「CardAgent」

収録カメラカードからのメディアの自動取り込み機能です。「CardAgent」で収録メディアからのインジェストを自動実行化してContentAgentのワークフローに引き継ぐことで、プレビューやオフライン素材へのトランスコードや、各工程の部署や担当にネットワークでデータを分配することができます。

柔軟性・拡張性

ContentAgentはスタンドアロンシステムとして、またはネットワークに接続して使用します。よりパワフルな処理能力を必要とする場合はオプションのJobAgentシステムを使用し分散処理も可能です。

自動品質チェック

ContentAgentはファイルの品質管理チェックも可能です。 ContentAgentのワークフローは、任意のビデオ、オーディオ、またはカスタムメタデータフィールドをチェックすることが可能です。フローに決定ノードを追加することで設定された判断基準に基づいてファイルのワークフローを最適なルートを自動的に判断し決定します。また、サードパーティ製のファイルベース映像チェックツールとの連携にも対応しています。