前回はSilverstackバージョン5の新機能「ルックライブラリ」とLiveGradeからのルックのインポート方法を紹介しました。今回は引き続き、Silverstackでのカラーグレーディングについて解説します。
イメージデザインの一環としてのカラーグレーディング
撮影されたクリップとカラー情報を同じ1つのソフトウェアで管理できると非常に便利です。Silverstack v5はプライマリーカラーコントロールに必要な一通りの機能を備え、CDL + 3D LUT、ACESといったグレーディングモードでのルックの作成・調整が行えます。ルックを撮影素材に反映しての再生、トランスコード機能でラッシュ試写(デイリー)やオフライン編集に回すためのファイルの出力も可能です。
グレーディングが組み込まれた、より大規模な制作ワークフローへの対応
クリップとルックライブラリを同じソフトウェア、同じ場所で管理すれば、あらかじめ指定されたルックを各クリップに割り当てるのも簡単です。ルックを反映 させてH.264などにトランスコードできますが、トランスファー機能をつかってクリップとカラーデータを次の工程のツールに引き渡す際や、ラッシュ試写の直前に急ぎで微調整を加えたい局面にも、Silverstack 5で各種グレーディング調整が行えるので難なく対応することができます。
Silverstack 5のグレーディングコントロールについての詳細は、サポート記事「Silverstackのグレーディングコントロールについて」を参照ください。