Pomfort Silverstack v8の新機能
Pomfort Shothub :
ライブラリシンク : 複数のSilverstackアプリケーション間で同一のクリップライブラリを共有して同期を維持します。
ショットID : ウェブブラウザでクリップメタデータやファイル情報を参照したり、直接アクセスするためのショットIDリンクを共有できます。
オーディオ:
複数のオーディオスレートマーカー : 複数のビデオクリップを同一または異なるオーディオクリップのクラップ(カチンコ音)に同期。
メタデータのインポート :
変更値のプレビュー機能: Livegradeまたはサードパーティ製ツールからインポートされたメタデータを追加・上書きする前に、Silverstackに記録されている値と照合して検証します。
インポートオプション : インポートするメタデータ項目をさらに詳細に選択することができます。
ライブラリ:
圧縮テーブルレイアウト : すべての項目を表示したり、空白行の非表示など選択項目を増やしました。
すべてのLUTをくりかえす : クリップテーブルと概要情報の「LUT Nodes」に新たに(1D, 3D, LMT)など、すべてのグレーディングLUTタイプを表示するようになりました。
プロジェクト設定 :
ラベルおよびカスタム項目 : プロジェクト個別に「カスタム1-6」にカスタムラベル名またはタイトルを設定できるようになりました。
スレーティングの改善:
スレーティング方式 : 新規メニューアイテムおよびアクションのスレート情報の編集に「スレーティング方式」を(標準/米式/すべて)から選べるようになりました。
シーンレター : 「シーンレター」を有効化することで「シーンを増加」アクションにシーンレターを追加できるようになりました。
スキップ文字 : シーン、ショット、テイク欄を増分する際に使用しない文字を選べるようになりました。
パフォーマンスの改善 :
Metalプロセッシングエンジン対応 : Metal対応環境でのProRes生成処理のパフォーマンスを改善しました。
RED GPUデコーディング : CPUパフォーマンスの低い(opt-in)環境下でのR3Dファイルの処理を改善することができます。
オフローディング :
MP4/MOVファイル名リネーム : オフロードの際に命名規則を適用することで、カメラ自体にファイル名の変更機能がなくても個別のクリップのファイル名を変更できます。
ShotHubによるライブラリの同期とショットID
クラウドへの接続で、製作ワークフローをさらに効率化
ShotHubを使うことで、異なる製作ユニットで別々に作られたクリップライブラリを単一のプロジェクトに合体統合し、クラウドで同期しながら共有することができます。インターネット接続時に各コンピュータのライブラリが他のコンピュータに同期するので、チームの全員が最新の制作進行を確認することができます。また、同一のクリップライブラリへのアクセスを別々のコンピュータから行うことでワークフローの分散も実現します。
Silverstackを使っていないユーザーに対しても、9桁のShotIDを伝えるか、QRコードを焼き付けたクリップを渡すことで、招待されたユーザーがウェブブラウザ経由でクリップのメタデータをShotHub経由で参照することができます。
What's new in version 8.1?
性能強化:
ARRIRAWデコーディング : ほぼ全機種のmacでのパフォーマンスを改善
CRM デコーディング: ほぼ全機種のmacでのパフォーマンスを改善
RED デコーディング: パフォーマンス改善およびM1システムでGPUデコーディングをデフォルトに指定
Metal API: パフォーマンス改善および全機種でデフォルトを有効化。特に新しいハードウェアにおいて多数の形式の処理速度を改良しました。
M1 Pro/Max: デフォルトでのハードウェアアクセラレーション対象を拡大
DNx トランスコーディング: M1システムでの処理速度を改良
グレーディング: 応答速度を改善
Livegradeサポート:
FilmLight BLG looks: FilmLight BLGグレーディングモードでのPFL/PFLA形式経由のインポートおよびマッチルック機能
オフロード:
入力素材に適応するオフロード設定 : 入力素材の形式に応じて自動的に個別のオフロードを適用。リネーム規則やオフロード先パスなどを、入力素材(Alexa, GoPro, Audio等)に応じたオフロードセッティングテンプレートを自動適用。
メタデータエクスチェンジ :
ZoeLogカメラレポート : 選択、プレビュー、カメラメタデータのクリップへのインポート
Adobe XML エクスポート : 「Video Clip Name」をリールネームメタデータに取り込むオプション設定を追加
ローカライゼーション :
中国語UI表示 : Silverstack LabのUIの中国語表示に対応しました。
● 入力素材に適応するオフロード設定
オフロードウィザードが素材形式ごとにテンプレートを自動選択
従来よりオフロードウィザードテンプレートを使い、オフロード先パスやファイル名の命名規則、ベリファイ設定など、頻繁に使用するオフロード設定を保存して再利用できる機能を提供してきました。今回のアップデートにより、インプットデバイスごと(ARRI Alexa, GoPro Hero, Audio等)にテンプレートを割り当てることができるようになりました。
オフロードをしようとする入力素材形式に応じて、オフロードウィザードが自動的に適切な設定を選んでくれるので、テンプレートの違いなどの不安を解消します。
● アクセラレーションパフォーマンス強化
ハードウェアの性能を引き出した高速トランスコーディング
Silverstack Labは主要なコーデックのデコーディングおよびエンコーディング性能を大幅に向上しました。
ハードウェア処理により、さらなる並列処理化と高速化を実現。全てのコーデックが新しいApple Silicon(M1, M1 Pro/Max)にネイティブ対応しました。また、様々なハードウェア構成ごとに用意されたカスタムデフォルト設定により、機種環境ごとに最適な処理パフォーマンスをもたらします。ほぼすべての機種でARRIRAW、Canon Cinema RAW素材で高速な処理を期待できます。DNxへのトランスコード処理も高速化されました。また、ProResおよびRED素材もハードウェアアクセラレーションの恩恵を受けることができます。