Silverstack - 再生・チェック - エンベデッド音声再生、マルチチャンネルオーディオ機能

Silverstackは、映像ファイルにエンベデッドされた音声データの再生に対応し、音声のプレビュー・収録状況チェックを行うことができます。音声は確認用のデイリーや編集工程に渡すために、ステレオへのミックスダウンや、元のオーディオトラックをふくめたままトランスコードすることもできます。

Silverstackの音声機能は下記のカメラおよび収録フォーマットに対応しています。

  • Alexa ProRes
  • Amira ProRes
  • Canon C300
  • 各種デジタル一眼カメラ(Canon EOS 5D Mark IIなど)のH264ファイル
  • Sony F55 XAVC

クリップごとの音声に関する設定項目は「Audio」タブに集約されています。再生モードでの各クリップごとの音声設定を設定することができます。

audio settings11
図1: 「Audio」タブ

マスターボリューム(Master Volume) :

音声出力レベルを調整します。

オーディオメーター(Audio meters):

再生時の音声信号レベルを表示します。ステレオマスターメーターのほか、個別のチャンネルメーターが表示されます。音声レベルをdB(dbFS)で表示します。ピークレベルは、ピーク時のレベルに応じた色で表示され続けます。このピークバー表示は、オーディオメーターをクリックすればリセットされます。


チャンネルミキサー(Channel mixers):

各トラックの信号レベルをスライダーで調整します。
チャンネルミキサーの右側になるチェックボックスを外すことで、各LおよびRトラックをミュートすることができます。

チャンネルマッピング機能および複数クリップマルチエディット(Multiedit Across Clips)機能

オーディオタブでは、チャンネル設定で各カメラフォーマット毎に、デフォルトのインポート設定値を保存することができます。

現在のオーディオ設定をデフォルトのインポート設定値として保存するには、「ギア」ボタンをクリックし、「Save as Default for…」を選びます。

さらに、«Apply Settings to all clips in Current Bin»を選ぶと、現在の設定値をライブラリビンが内包するすべてのクリップに対して適用することができます。

audio channels


図 2: チャンネルマッピング設定

音声情報つきのクリップに対するトランスコーディングオプション

音声情報がエンベデッドされているクリップは、音声トラックを含めてトランスコードすることができます。
トランスコーディングウィザードでは、マルチオーディオ設定で設定値の調整が行えます。

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図3: 音声トランスコード設定

チャンネルレイアウト :

無音(No Audio) : 音声情報なしでクリップをトランスコードします。
ソースと同じ(Same As Source):ソースファイルが持つ音声データのまま、設定値を反映させることなくトランスコードされたファイルを出力します。

ステレオミックスダウン(Stereo Mixdown): 選択された設定に従ってステレオミックスダウンされた音声データを出力します。

フォーマット :

リニアPCM
AAC – Good Quality
AAC – High Quality