01-02 Silverstack - クリップライブラリ -  プロジェクトの構成要素、フォルダ、ビンについて

ライブラリは、主にビンとフォルダで構成されています。新しいプロジェクトには必ずデフォルトで「スマートフォルダ」と「ボリューム」サブアイテムが含まれています。これらをもとに新しいフォルダやビン、スマートフォルダを自由に追加することができます。追加するにはプロジェクトツリーのアイテム上を右クリックします。

lib01

Project プロジェクト … プロジェクトに関する全ての情報を内包

「プロジェクト」はプロジェクトに関する全ての情報をひとまとめにします。Silverstackでは、クリップ、ジョブ、ボリュームそしてコピー先ターゲットはすべてプロジェクトに関連付けられます。
そのほか、プロデューサーの名前やDIT担当者名、プロダクションのロゴもプロジェクトの「Statistics overview
」から追加することができます。

プロジェクトツリーの各要素に表示される数字は、各要素が含むバージョンの数です。(重複した数を除く)
各プロジェクトアイテムに表示される数字は、それぞれが持つバージョン数です。(対象となる各クリップごとに1バージョンで計算されます)

Bin ビン … クリップ、バージョンのみを直接内包する、最小コンテナ要素

ビンはクリップバージョンを含みますが、その中には他のビンやフォルダを内包することができません。つまりSilverstackの中で最小のコンテナ要素であり、クリップ、バージョンを直接内包するだけの入れ物です。また逆にプロジェクトやフォルダは複数のビンを内包します。

Folder フォルダ … ビンやフォルダを格納して、プロジェクトの階層構造を形成


フォルダは撮影日ごとのデータの分類など、プロジェクトの論理的な階層構造を構成します。フォルダの中には、ビンや、他の子フォルダを内包することができますが、クリップは常にビンの中だけで管理されるので、フォルダがクリップを直接内包することはできません。

Smart Folder スマートフォルダ … 自動フィルタリングを利用したフォルダ

「スマートフォルダ」とは、自動フィルタリングを利用したフォルダです。スマートフォルダを使えば、プロジェクト内の特定の属性を持つクリップをフィルタリングして抽出することができます。デフォルトのスマートフォルダには、ライブラリ内のクリップのうち、バックアップされていないクリップの抽出や、いくつかのフィルタによるスマートフォルダが用意されています。スマートフォルダについての詳細はサポート記事参照ください。

Volumes ボリューム … プロジェクトで使用されたストレージ機器の表示

「Volumes」を選ぶと、使用されたすべてのストレージ機器とその概要を表示します。「reveal」ボタンでFinderにボリュームの内容を表示することができます。各ボリュームの詳細情報が右サイドパネルに表示され、ボリュームの取り外し操作や空き容量の確認、ボリュームレポートの作成、再生ドライブのボリュームプレイバックプライオリティの設定が行えるほか、ボリュームの注釈情報やメモを追記編集できます。

lib02