14章 2.2 大量のデータに対応するプログレッシブ・バックアップ
P5では新たにプログレッシブ・バックアップ機能を搭載しており、データで作業を行いながら、同時にフルバックアップを実行できます。バックアップウィンドウを確保できない状況などに対応することができます。
プログレッシブ・バックアップの設定は通常のバックアップよりも簡単です:
- インクリメンタルレベルバックアップスケジュールを設定するだけです。
全てのバックアップは同じサイクルの中で運用されるので、テープがリサイクルされる前に、そのテープに保存されているデータが再度保存されているか確認してください。言い換えれば、保存されれているすべてのファイルはデータ保有期限が切れるまで、最低でも一つのテープに保存されている状態になります。
最悪の場合でも必要となるテープの数は、フルバックアップに必要なテープおよび、データ保持期間中の間に、増分による追加で必要となるテープの合計の2倍の数になります。
より詳しい設定方法についての記事は、サポート情報「P5 Backupでの「プログレッシブ・バックアップ」による世代管理バックアップ」をご参照ください。