5-02 LiveGrade - Tangent Elementの設定

LiveGradeでは、Tangent Elementハードウェアグレーディングパネルに対応し、物理ハードウェアコントローラのカラーホイール、カラーボール、ボタンを使った操作に対応しています。

Tangent社 「element-Tk」コントロールパネル

p element01図1: Tangent Element tk.

 「ページ」ボタンはカラーホイールの各種設定を行いします。有効なページとグレーディングモードに応じて、グレード操作へのボールとホイールの働きが変化します。

  •  「ステータス」ディスプレイは各操作ごとの調整が可能な値を表示します。
  • 「カラーボール」はヒュー(色相)、サチュレーション(彩度)値を割り当てられた各レンジごとに操作します。
  • 「カラーホイール」は各カラーレンジごとのレベル値を操作します。
  • 「ボール/ホイールリセットボタン」は各ボールとホイールの値をリセットします。
  • 「ノードボタンA」は、複数のノードが存在する場合にCDLノード間を切り替えます。

さらにLiveGrade Proでは、Element-Tkパネルの割り当てを「Tangent HUB mapper」を利用して変更することができます。


 Tangent社「element-Mf」コントロールパネル

p element02図2: Tangent Element Mf

 「ステータスディスプレイ」は操作に応じて調整される値を表示します。

  •  1列目のコマンドキーは左から次の操作が割り当てられます。
    •   (1列目左) 新規グレード : ライブラリに新規グレードを作成します。
    •   (1列目中) アップデート : 現在の調整を選択中のライブラリのグレードに更新します。
    •   (1列目右) 選択中グレードの適用 : ライブラリで選択中のグレードを実際のグレードに適用します。
  • 2列めは左から「Bypass Color」、「Show Original Signal」、「Enable False Color」が割り当てられています。
  • 3列めのコマンドキーには、左から「Set To Neutral」、「Next Device」、「Previous Device」が割り当てられています。

Tangent社「element-Kb」コントロールパネル

p element03図3 : Tangent Kb をCDLモードで操作する場合の設定例

 


 各ノブ(つまみ)は、グレーディングモードにより操作されるグレードの値が「サチュレーション」、「シャドウ」、「中間調」、「ハイライト」、などに割り当てられています。 Alexaモードでは「プリンターライト」も操作できます。

「ページボタン」は設定を切り替えます。各ノブはグレーディングモードに応じて操作する数値が変化します。

「ステータスディスプレイ」は各操作に割り当てられた数値の情報を3x3の表で表示します。 Alexaグレーディングモードなど、グレーディングモードによっては、最初の列は空白表示またはサチュレーションおよびセットアップが表示されます。

 サチュレーションは両方のグレーディングモードで最初のページに表示され、単独のノブのみがサチュレーションに割り当てられます。 2列目は数値とその操作項目をたとえば「Shad R」(Shadow Red)や「Mid R」(赤チャンネルの中間調)などのように省略して表示します。

Tangent社「element-Bt」コントロールパネル

p element04figure 4: Element Bt

Element への接続

 LiveGradeをTangent Elementパネルに次の手順で接続します。

  1. MacにTangent Elementパネルをつなぎます。
  2. Tangent Elementデバイスドライバをインストールしていない場合は、この段階でインストールします。ドライバはTangentサポートウェブサイトからダウンロードできます。
  3. LiveGradeを起動します。
  4. メインウィンドウの左下に青色の表示でパネルが認識されるまで待ちます。
  5. パネルが認識すれば操作ができます。

Tangent Element機器についての環境設定

1. LiveGradeメニューバーから「Preferences…」(環境設定)を選びます。

p element05図5: 環境設定

p element06
2. ハードウェアパネルの感度を設定できます。

p element07図7 : ハードウェアパネルの感度

ボタンの機能を「Tangent Mapper」で割り当てることもできます。下記のアクションをボタンに割り当てられます。

  • Apply Look
    •   Select Look 1 – 6*
  • * Node Selection
    •   Select CDL Node 1-2
    •   Select previous node
    •   Select next node
  • * Temperature
    •   Increase Temperature
    •   Decrease Temperature
  • * Tint
    •   Increase Tint
    •   Decrease Tint
  •   SlotSelection
    •   Select Slot 1-6*

*means that there are 6 actions the first one applies the first and so on.