LiveGradePROは目的の色をシミュレートし撮影中のルック設定を可能にします。LiveGradePROは撮影現場で使用するカメラ、モニターテレビの間を取り持ち制作チーム全体のライブイメージを統一するルックを即時に作成します。

作られたルック情報はポスト工程のワークフローに活用できるファイルであるため制作全体の速度と精度を向上させます。

ポスプロとの連携&作成されたルックの受け渡し

オンセットカラーとポストプロダクションをつなぐ、コミュニケーションツール

各種ポスプロ工程のツールとの連携を前提とした、幅広いワークフローのためにLiveGradeは強力なインポートとエクスポート機能を備えています。3D LUT、ASC-CDL、Alexa Look、Amira Lookの各ファイル形式でのデータの受け渡しにも対応。撮影現場で効率よくリアルタイムに反映させたルックモニターにを直感的に操作できるLiveGradeは、ポストプロダクション工程を撮影段階から加速します。

ファイルグレーディング機能

SDI信号に加え、ファイルへのグレーディングにも対応

LiveGrade ProはSDIからのライブ入力信号だけでなく、JPG、TIFF、DPXなどの静止画や、QuickTimeムービーから抽出した1フレームなどのファイルに対するグレーディングにも対応。ルックの作成や変更、反映、適用ができ、ルックライブラリとともにグレードの比較や検討が行えるようになりました。

様々なルック作成機能

ASC-CDLとALEXA Look規格に準拠したグレーディング機能

LiveGradePROはシネマカメラのセットアップとワークフローに特化して考案された異なるグレーディングモードに対応しています。

CDLグレードモードはすべてのシネマカメラが出力するSDI信号に対応したグレーディングモードです。

ALEXA LooksモードはLog-CのSDI信号にマッチしたカラー制御を提供するモードです。

すべての作品にオンセット・カラーグレーディングを

撮影現場での作業のために複数のデバイスを制御

LiveGradePROは現場でのセットアップが単純で操作が容易なLUTデバイスやハードウェアコントロールパネルに対応しています。

CDLサーバー機能でより高度なルック活用

ALEXA XTとCodexの内蔵CDL情報を活用

LiveGardePROのみが持つCDLデータサーバー機能を持つデバイスからのCDLルック情報を活用する機能です。

ALEXA XTとCodexレコーダのCDL情報をネットワーク経由で読み込み、LiveGradePRO上でそのデータに基づいたルックをSDI信号に適用してのモニタリングが可能になります。もちろん読み込まれた情報（＝設定）に基づいて微調整を加え新たなプリセットとしてLiveGradePROで保存。またALEXA XTのCDLデータサーバーへ出力、複数のCodexレコーダーとCDLルック情報の連動を行うことができます。