Pomfort日本語ウェブサイトhttps://jp.pomfort.com/silverstack/をご参照ください。
Silverstackは撮影データを安全確実にバックアップしながら管理する、多機能な総合オンセットツールです。
撮影データの取り扱いと保全は、映画製作の各工程のなかでも特にクリティカルなタスクです。撮影現場のデータ保護と管理に特化したプロフェッショナルツールとして開発されたPomfort Silverstackは、高速なコピー機能とチェックサムベリファイによるデータ照合で、データの流れを完全に掌握しながら安全かつ確実にデータを保護します。
コピーと同時に撮影データからメタデータが抽出され、整理や分類など体系的にデータを集約して一元管理するライブラリを構築します。オンセット (撮影現場)や、ロケの拠点などのニアセットでの利用はもちろん、ポストプロダクション環境でも大切な撮影データを保護しながら、プレビュー、チェック、メタデータの編集が可能。さらに各種書式でレポートを生成することができます。
Silverstackがもたらす安心感と確実性は、撮影現場からポストプロダクションへと続く各工程を支えます。
SilverStackはコピー速度とベリファイ速度の両面で最高レベルの性能を誇ります。1回の処理で複数ソースから複数ターゲットへのデータコピーや、高速なストレージメディアを1次コピー先として利用し、段階的に2次コピーを実行する「カスケーディングコピー」機能は、収録メディアの拘束を最短に抑え、カメラメディアとしての稼働率の向上に寄与します。また、単純にコピーとベリファイ処理だけをするのではなく、すべてのファイルメタデータを同時に抽出し、体系的かつ構造的なデータ管理に欠かせないクリップライブラリを構築します。
RAWをはじめ各種コーデック方式や、4K、8Kといった高解像度データまで、Silverstackはすべての主要なデジタルシネマカメラの収録形式に対応しています。さらには別収録の音声とクリップの関連付けや、色調補正のためのルック情報を対応するクリップに関連付けするリンク機能も備えています。
プロジェクトメタデータをカスタマイズして共有できる機能により、映画製作のあらゆる工程で手作業による作業を低減し、迅速に作業を完了することができます。
製作プロセス全体を各工程にわたって高速化します。
撮影現場で最も貴重な収録された撮影データ。Silverstackは撮影素材を安全に管理しながら取り扱うために、撮影工程を通じてデータを明確に構造化して取り扱います。
Silverstackは、広く普及しているチェックサム方式だけでなく最新のチェックサム方式を使い、撮影されたデータを検証しながら確実に複数の保存先へと安全にバックアップします。さらにカスケーディングコピー機能をつかえば、SSDなどの高速なメディアへ1次コピーを行ったのち、自動的に残りのドライブへコピーを行うことで、データの安全性を犠牲にすることなく最短時間でバックアップを完了させることができます。
Silverstackは、オフロードあるいはインジェストされたすべてのデータを、自動的にライブラリに集約して一元管理しながら構造化して保存。このライブラリは、データの透明性を維持しつつ、整理体系化されたデータ管理ワークフローを実現する強固な基盤です。すべてのデジタル資産を整理分類しながら一元管理することで、必要なすべてのクリップ、オーディオ、そしてルック情報をいつでも容易に特定したり、来歴や行方をトレースしたり、データを受け渡すことができます。
SilverStack と LiveGrade シリーズの各オンセットアプリケーションからクラウドを通じてクリップ情報やルックメタデータを、いつでも、どこでも、あらゆるデバイスからリアルタイムにリモートアクセスできます。
作業結果報告を文書化して配布、共有するのもデータマネージャー担当者の重要な日常業務です。Silverstackは、「撮影日レポート」「クリップレポート」「サムネイルレポート」「ボリュームレポート」など様々な書式のレポート生成機能を備えています。ドキュメントの用途にあわせて、出力項目を簡単にカスタマイズもできます。
さまざまなワークフロー環境に柔軟に対応できるSilverstackは、Davinci Resolve、Avid Media Composer、Adobe Premiereのような主要サードパーティ製ツールとの連携を前提に開発され、音声・映像データだけでなくカラーメタデータをシームレスに転送して、再生や編集処理に進むことができます。また、カスタマイズ性に富むクリップレポートを生成して配布することで、撮影チーム全体ですばやく詳細な撮影素材の概要を的確に共有することができます。
収録されたデータを撮影現場で再生。QCチェックでミスを検出し、再撮リスクを予防
撮影の不備がポストプロダクションの段階発覚した場合の再撮はコストと時間の面で大きな負担になります。
Silverstackは収録されたデータを、撮影されたコーデックのままネイティブ再生して撮影現場でチェックができます。さらにHD-SDI(Silverstack XT / Labのみの機能)出力でモニターで映像をチェックして、意図した通りの品質で収録されていることを確認できます。白飛び、黒つぶれといったクリッピングやフォーカス、露出を目立つ色で表示してチェックができる便利なビジュアルコントロール機能を備えています。クリップとルックの関連付けを管理しながら、色彩調整を使ってより意図した色彩表現に近いグレーディング結果を再現することもできます。
撮影データの安全確実なバックアップ&クリップ、音声、ルックの管理と整理分類からオンセットデイリー出力まで。
撮影現場のあらゆるニーズに対応する総合データ管理ツール「Silverstack Lab」
Silverstack Labは、撮影現場のあらゆるニーズに適応する、プロフェッショナルなデイリー生成機能を備えた総合オンセットデータ管理ソフトウェアです。
ルックマッチング機能と自動オーディオシンク機能で、撮影された映像と音声、ルック情報の相関関係を管理しながら、撮影現場での収録データのチェックを目的としたデイリー生成に備えることができます。コーデックや解像度はもちろん、画角チェックのためのフレームラインや透かし、メタデータ等の焼き込み等、多彩な設定項目を網羅し、あらゆるデイリー再生のニーズに対応するファイルを出力できます。
Silverstackシリーズの最上位バージョンとなる Silverstack Labは、Silverstack XTのすべての機能に加えて、撮影現場で収録された映像の試写を行うデイリーの出力機能を追加。旧来のフィルムでの映画製作で、現像所が担ってきたラッシュ現像の機能を高速なトランスコーディング機能として、今日のデジタルシネマ製作時代にふさわしいオンセットツールの一部として統合しました。
Silverstack Labは撮影現場やポストプロダクションを問わず、いつでもどこでもデイリーを生成できます。
Silverstack Labは、主要な映像編集ソフトウェアおよび多数のWebデイリープラットフォームとのインテグレーション機能を備え、相互連携しての運用が可能です。
Silverstack Labは、Silverstackシリーズの最上位バージョンとして、Silverstack およびSilverstack XTのすべてのデータ管理機能を備えています。Silverstackシリーズが持つすべてのオンセットデータマネジメント機能にデイリー生成機能をシームレスに統合したバージョンです。
映像・音声・ルックを自動でリンク。トランスコードに備える
Silverstack Labは映像クリップと音声、ルックの相関関係を自動的に検出する便利な機能を備えています。
外部のオーディオファイルをSilverstack Labに読み込むと、同期ウィザードがタイムコードに基づいて対応するオーディオクリップとビデオクリップを検出し、自動的に同期させます。ルック情報も同様にインポートすると、タイムコードを介して照合され、ビデオクリップに自動的に関連付けされます。
Silverstack Labは、デイリー生成に必要なあらゆる設定項目を備えています。画角チェックのためのカスタムフレームライン、動的メタデータ、透かしの焼き込み、解像度、コンテナ、コーデック、ビットレートなどの設定項目を網羅しています。 デイリーに求められる要件のすべてに対応するSilverstack Labがあれば映画撮影に万全の態勢で臨むことができます。
高速ハイブリッドトランスコーディング
Silverstack Labには、最短時間で画質に妥協することのない映像ファイルを最短時間で出力する高性能のトランスコーディングエンジンを搭載。しかも異なる解像度、異なるコーデックのファイルへの同時出力を一発の操作で実施できます。複数の異なる解像度、そしてAVID DNxHD / DNxHR、ProRes、H.264 / H.265(HEVC)といった主要コーデックへのトランスコードを同時並行に処理。無駄な繰り返し作業の労力を解消します。
Silverstack Labには、編集システム、Webプラットフォーム、およびストレージアーカイブ用にクリップを迅速にトランスコードするために必要なすべての機能を網羅しています。
メディアがカメラからSilverstackLabに取り込まれるたびに、ソフトウェアはすべてのクリップ、ルック、およびオーディオ情報をSilverstackのライブラリに自動的に集約して保存します。トランスコードが作成されると、ライブラリはすべての重要な日次情報も追跡およびログに記録します。すべてのメディア資産を1か所にまとめることで、毎日の作成プロセスをより簡単かつ迅速に管理し、結果を常に時間どおりに目標どおりに配信できるようになります。
Silverstack Labを使用すると、Avid Media Composer、Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro、DaVinciResolveなどの主要な編集ソフトウェアにメタデータを直接転送できます。また、ARRI Webgate、 COPRA、 Drylab、 Frame.ioなどクラウドベースのデイリープラットフォームとの優れた連携機能で、クリップや広範なメタデータ情報を直接転送できます。サードパーティー製ツールやプラットフォームとの連携により、Silverstack Labでの高速トランスコーディングとクラウドベースのデイリープラットフォーム間の相互のメタデータ保持を組み合わせた強力なデイリーワークフローが実現します。
■ カメラとルックメタデータをクラウドでさらに活用
ShotHubを使えばいつでも、どこからでも、どのデバイスからでも、オンセットアプリケーションのSilverstackとLivegradeの両方からクリップ情報とルックメタデータに瞬時にリモートアクセスできます。
映画の撮影データの取り扱いは、大変な責任を伴います。「Silverstack Offload Manager」はデータのバックアップ作業のためだけに機能を絞り込むことで、シンプルで安全確実に貴重な撮影データを保護する専用ソフトウェアです。
主要なデジタルシネマカメラの収録形式に対応。さらに複数のバックアップ先へのデータコピーも可能。見やすい作業報告レポートを出力する機能も搭載しています。
世界中の映画撮影で使われているSilverstackと同じデータチェックサム機能を備え、安全・確実に撮影データを保護します。
データの流れを手に取るように把握しつつ、いつでも簡単にメディアを追跡できます。
「Offload Manager 」は、各種デジタルシネマカメラの撮影データ形式に対応。データコピータスクを限りなくシンプルにします。
あらゆるファイルタイプに対応。RAWシーケンスを含むすべてのカメラ形式、写真、音声などのメディアデータだででなく、制作ドキュメントのようなデータも余さずバックアップします。すべてのファイルはxxHash、MD5、SHA1といった一般的なチェックサム方式で照合しながら安全確実にコピーされます。
日常の作業報告をワンクリックで自動で文書化します。
見やすいレポートをクリックひとつで自動的に作成。オフロードレポートでチームメンバーからの信頼を獲得できます。 用途に合わせて選べる2つのレポートタイプを備えています。レポートは、すべてのデータが安全に転送されたことを文書化して証明できる、プロフェッショナルとしての作業記録になるでしょう。撮影素材がコピーされたポータブルストレージに出力したレポートを添えれば、撮影から編集工程への撮影データを確実かつ迅速に引き渡すことができます。
複数のソースから同時にコピーできる Silverstack OffloadManagerは、ファイルのバックアップをさらに高速化します。ソースメディアをコンピューターに接続し、並列実行するコピージョブの数を指定するだけ。残りの作業はOffloadManagerが自動処理します。ソースの数に関係なく、オフロードマネージャーを使用するだけで一度にすばやく安全にオフロードが完了します。
オフロードのたびに、カメラのメタデータが抽出されてバックグラウンドで保存されます。すべてのメタデータは、収録データとともにSilverstack XTおよびSilverstack Labに包括的に転送することができます。プロジェクトをこれらの上位バージョンに転送すれば、すべてのメタデータを参照しながら、クリップの再生やQC、さまざまな管理が行えます。
ライセンスの状況の確認や管理をユーザー自身の手で行えるオンラインシステム「Pomfort Account」が2018年より公開されました。この記事では「Pomfort Account」を開発・公開した経緯についても説明します。
すべてのPomfort製品は、ソフトウェアライセンス許諾を保有する正規ユーザーのみが利用できるように、ライセンスコードを使ったアクティベーションプロセスを採用しています。今日のソフトウェア産業では、多種多様なライセンシング方式が存在しますが、いずれもソフトウェアを使い始めるまでにユーザーに何らかの手間を強いるものです。Pomfort社では、ライセンスを購入後すぐにユーザーが利用できるように、できる限り簡便で即時性のあるライセンスコード方式を採用しています。
複数のPomfort製品ライセンスを保有するユーザーの多くが、異なるMacの間でライセンスを頻繁に移行しています。しかしながら複数のライセンスを数台のMac間でやりくりしていると、どのライセンスがどのマシンでライセンスが有効化されているかを特定することが難しくなります。また、ライセンスがインストールされたままMacが故障したり、譲渡・売却するなどして、OSのクリーンインストールを行ってしまった結果、ライセンスのアクティベーションを解除することができなくなる問題も発生しています。この場合には、Pomfort社にライセンス解除を依頼して、手作業でライセンスを解除する手続きを踏まなければなりません。またこの際の手作業での手続きでは、時差の問題などの理由により即時に問題が解消されないなどの問題を抱えていました。
こうした問題の解決を目指して、ユーザー自身で保有しているライセンスを管理・確認できるようにするべく開発されたオンラインシステムが「Pomfort Account」なのです。
「Pomfort Account」はユーザーが保有しているPomfort製品のライセンスを確認・管理できるウェブベースのオンラインシステムです。デスクトップコンピュータの他、タブレット端末やスマートフォンでの利用も考慮されています。
利用には、まず次のURL https://account.pomfort.com/ からユーザー専用のアカウントを作成します。 「Pomfort Account」では、購入の際に登録したものと同一のemailアドレスをログイン名として使用します。アカウントを登録することで、同一のemailアドレスを使用して購入したライセンスが一緒に登録されます。
「Pomfort Account」に入ると、すべての有効なライセンスおよび最近失効したライセンスが、ライセンスキー、購入日、アクティベーション年月日、ライセンス失効年月日、次回サブスクリプション更新予定日などのライセンスに関連した情報とともに表示されます。
さらにPomfort Accountの画面では、ライセンスがアクティベーションされたコンピュータを特定するための「Location Name」項目も表示します。「Location Name」項目にはお使いのコンピュータ名など、任意の文字列が入力できます。
Pomfort Accountでは、通常のライセンシングを行えるほか、さらに「緊急ライセンス」の発行機能を追加しています。
アクティベート済みの利用中ライセンスを持つ年間更新形式のサブスクリプションライセンス保有ユーザーは、何らかの理由で通常利用しているライセンスが動作しなくなったなどの場合に使用できる「緊急ライセンス」を発行することができます。この「緊急ライセンス」は、たとえば代替機などの他のコンピュータでもすべての機能が利用できます。
緊急ライセンスの作成は、インターネットに接続してPomfort Accountにアクセスできる限りいつでもどこからでも可能です。緊急ライセンスは5日間有効です。
Pomfort Account、そしてサブスクリプションユーザー向けの緊急ライセンスは、ライセンス有効化の利便性や保有ライセンスの状況の一括管理、そして緊急トラブルの回避手段を提供することでカスタマーエクスペリエンスの向上を目指しています。Pomfort社ではPomfortAccountに限らず、ライセンスやその他のご質問や問題解決の手助けができるように願っています。
Silverstack バージョン5とLiveGrade 3.4から、相互のソフトウェアの連携機能が強化されました。
Silverstack XT 5が新たにHD-SDI出力機能を搭載。撮影直後のデータを10ビット色深度・フルHDで、ルックを反映させて確認ができます。ワイドスクリーン上映など、最終納品形態の画面比率を再現できるフレームライン表示も備え、より最終イメージに近い再生確認ができるようになりました。
DaVinci ResolveやAvid Media Composerへ、カラーメタデータを伴って映像素材データを円滑に受け渡すことができるようになりました。Silverstack 5の内蔵トランスコード機能は、ルックを反映させたファイルの出力も行えます。
ひとつのライブラリで、クリップもルック情報も一括管理。メタデータやレポートの生成、他のポスプロアプリケーションへの受け渡しもスムーズです。
Silverstack サポート情報および日本語マニュアルです。
「Pomfort SealVerify」は、1ボタン操作のメディアデータの一貫性を検証するツールです。MacおよびWindows向けのソフトウェアとして無償配布しています。Pomfort SealVerify を使うことで、データが改変されることなく受け渡されていることを、実績の豊富なMHLチェックサムを使うことですばやく、簡単・確実にチェックできます。
Pomfort LiveGrade サポート情報です。