プレスリリース

2011年9月15日
株式会社シナジー

欧州報道発表資料抄訳
原文発表:2011年5月19日

 


 

ToolsOnAir、「just:」シリーズ放送スイートの最新版を発表

-多系統ビデオ入出力デバイスに対応し、1台のMacによるマルチストリームインジェストに対応-

ToolsOnAir Broadcast Engineering社(本社・オーストリア・ウイーン)は、同社のMac OSで放送システムを構築可能な「just:」(ジャスト)シリーズの最新版バージョン1.5を発表しました。

just:in multi」(ジャストイン・マルチ)のバージョン1.5は、エンジンの強化により高速化され堅牢性が高まりました。AJA、BlackmagigDesign、Matrox各社から発売された最新の複数I/Oカードに対応し、多チャンネル入出力カード、複数のカード装着で1台のMacProでの多系統入出力を実現しました。新たに強化されたセーフライトメカニズムは、電源寸断時のデータ消失を防ぎます。ストレージ容量が不足した場合でも、just:inはローカルストレージの空きボリュームに切り替えて収録を継続します。収録ボリュームが切り替わる場合でも、フレームが欠落することなく収録されます。また、より複雑で大規模なネットワークに柔軟に対応できるように、既存のBonjourの自動サービス検出に加えて、ダイレクトIP接続機能が追加されました。

放送スイートの送出ツールも大幅なアップデートが施されました。just:playjust:liveのバージョン1.5は、カスタムスクリプトの実装により、プレイリストの統合が強化されたほか、720p 59.94や 1080p50/60などの新たなビデオフォーマットへの対応が盛り込まれました。ハードウェアとしてAJA KONA 3Gが新たに対応したほか、さまざまなレベルのパスワードベースの権限管理によるユーザー権限管理機能が拡張されました。また、従来からのBonjourに加え、TCP/IPプロトコルでの接続に対応しました。just:liveには、先頭フレームキュー、最終フレームフリーズ、XMLメタデータ対応、プレイアウトタイムラインへのグラフィックレイヤ追加が新機能として搭載され、just:playには、素早いスケジューリング作業のために新しいショートカットが追加され、シンクポイント機能が強化されました。


ToolsOnAir社のギルベルト・レブマーケティング担当副社長は次のように述べます。
「過去数カ月の間に、いくつかの非常に有益なフィードバックをユーザーから得ており、そのほとんどが極めて役立つ改善への助言となりました。我々は常に機能、使い勝手の両面を改善する方法を求めており、今回のバージョン1.5はこうした改善要望を数多く反映した成果です。助言をいただいたすべてのユーザーに感謝します」


■ToolsOnAir社について

オーストリアのウイーンに本拠を構えるTools on Air Broadcast Engineering社は、放送エンジニアによって設立されました。「just:」(ジャスト)シリーズ放送スイートは、Macだけで完全なテレビ放送局システムの構築を可能にしたソフトウェアとして、全世界に数多くの導入実績を持ち高い評価を獲得しています。


■ 株式会社シナジーについて

株式会社シナジー(東京都江戸川区)は、ソリューションベンダ機能を持つ専門商社として、主にデータストレージやソフトウェアを放送・映像制作を中心としたリッチメディアコンテンツ制作およびプロフェッショナルイメージング分野に供給しています。