データセキュリティ・ソフトウェアスイート「Archiware P5」が全面的に機能強化し、バージョン6.0としてリリースされました。

 P5 version 6.0の主な新機能

  • 「P5 Companion」 … ワークステーションからダイレクトにデータアーカイブを行うアプリケーションがP5 Arhiveに追加されました。
  • MMS License … 単位あたりの容量を倍増し、クラウドやストレージへの大容量バックアップ・アーカイブに対応しました。
  • ユーザーインターフェースを洗練されたデザインに刷新
  • ウェブブラウザGUIをよりセキュアにするHTTPS接続
  • RESTベースの新API
  • 「P5 Desktop LTO Edition」 LTOシングルドライブでのアーカイブ/バックアップ運用に特化したバンドル
  • グループアドミニストレーション … アーカイブおよびリストア操作に対する特定のP5クライアントパスへのアクセス件の付与
  • ディスク、クラウドストレージの組み合わせを自在に配分可能
  • Google Cloud Storage 対応
  • Wasabi Hot Cloud Storage 対応
    これまでは「Generic S3」ストレージタイプを使ったWasabiへの接続に対応していましたが、Wasabi storageへの接続タイプがP5に追加され、DNSネームの手動設定が不要になりました。

  • 多様なオブジェクトストレージサービス業者から提供される各種クラウドオブジェクトストレージクラス対応
        – Amazon S3: S3 Standard, S3 Intelligent-Tiering, S3 Standard-IA, and S3 One Zone-IA
        – Amazon Glacier: Standard, Deep Archive
        – Google: Standard, Nearline, Coldline
        – Microsoft Azure: Standard Hot, Cool

  • P5 Amazon Web Services (AMI) を新たな対応プラットフォームとして追加

    クラウド上のインスタンスでP5を運用したいとの要望に対応しました。AWSアカウントに接続し、LinuxベースのAMIでP5のインストール・運用が可能です。

    EC2 インスタンス上へのインストールについては下記クイックスタートガイド(英文)を参照ください。
    https://blog.archiware.com/blog/running-p5-in-aws-marketplace-quickstart-guide/

  • P5サーバーのFreeBSD対応の再開
    従来のバージョンではFreeBSDへのインストールは P5クライアントとしてのインストールに制限されていました。バージョン6では再びサーバー、クライアントのどちらでもP5のインストールおよび運用が可能になりました。FreeBSDでZFSファイルシステムを利用したり、その派生であるFreeNASをベースとしたストレージアプライアンス上での動作が可能です。


サポート終了情報

Archiware P5 バージョン6.0のリリースに伴い、各プラットフォームでのレガシー環境での対応が終息となります。

- MacOS 10.8 以前のMacOS
- Windows 7 / Windows 8 / Windows Server 2008R2 / Windows Server 2012R1

- 下記より前のLinuxバージョンは非対応となります。
    OpenSuSE 12.2/SLES 12, CentOS 7/RHEL 7/Fedora 19, Ubuntu 12, Debian 8

glibc (GNU C Library / ジーリブシー) バージョン2.15より前のライブラリを実装するLinuxは対応を終了します。
バージョン6.0では、特定のカーネルバージョンによる対応制限を明言しておりません。