PresSTOREによる包括的なデータセキュリティとディザスタ保護

パンフレット、チケット、パッケージ、ウェブサイトデザイン。Odd AG社の多岐に及ぶメディア制作サービス業務では、プラットフォーム混在環境のなかで大量のデータが発生します。これらのデータのすべてが「Archiware PresSTORE Backup」、「PresSTORE Synchronize」と「PresSTORE Archive」によって確実に保護されています。

総計30テラバイトのデータが、生成された瞬間からアーカイブで長期保管・再利用されるまでのデータライフサイクルを通じて、定期的なバックアップとレプリケーションによって管理・保全されます。バックアップは21回、アーカイブが2回と３回の同期複製処理が万全なセキュリティのために毎日実施されます。

Odd AG社社屋

■ 解決課題：異なるプラットフォームが混在したネットワーク環境

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Odd社のIT基盤は、多様な機器で構成されています。一部仮想化されたものを含め、合計29台のサーバーは、社内の通信とデータ管理用途に稼働しています。

2 … Solarisサーバー
15 … Windowsサーバー
5 … Linuxサーバ
4 … MAC Xserve
1 … ESXサーバ
2 … ファイアウォールサーバ

5カ所に点在していた拠点を統合した際に、4テラバイトのRAIDを内蔵したSun Fire V445にすべての制作管理を集約しました。端末として、60台のWindowsワークステーションと、50台のMac OS Xを搭載したワークステーションが設置されていますが、PresSTOREにとっては容易な環境です。

PresSTOREシリーズは異なるプラットフォームが混在したネットワーク環境を前提に開発されており、各プラットフォームに対して中立なデータ形式のデータでバックアップおよびアーカイブを保存します。さらに個別のファイルはネットワーク上どのマシンからでもデータを損失することなく記録・リストアすることができます。

■ 制作工程の各段階におけるデータ保全

小さなブロマイドから大判のポスターの制作にいたるまで、PresSTOREは、編集中のデータからプロジェクトが完了した後の長期的なアーカイブを含めて、すべての段階の制作工程を保護します。PresSTOREシンクロナイズは、定期的に制作中のデータを予備サーバー上に複製します。運用サーバーが故障した場合、各ファイルは、「クローンされたサーバー」に即座にアクセスできます。リストアを必要としませんので、ダウンタイムは最小化されます。毎日の就業時間後にはPresSTOREバックアップが1日の仕事で発生したデータを自動的に保存します。

プロジェクトが完結したら、PresSTOREアーカイブが一連のファイルをオフラインストレージに保存します。これにより専有されていたデータ容量を次の制作作業のために開放し、以降のバックアップ時間およびネットワークやサーバの負荷を低減し、各コンピュータの応答性を高めることができます。

■ PresSTOREシンクロナイズを使ったディザスタ対策

ハードウェア障害に対してだけでなく、水害や火災による損害、さらには盗難などの災害に対しても企業のデータを保護できるように、Solarisサーバ上にある制作中のデータは、遠隔地に設置されたサーバーに3時間ごとに同期ミラーリングにより複製されます。

■ データ管理における優位性

「最小限の管理操作で自動化できるのがPresSTOREの最大の利点です。過去に複数のデータマネジメントソリューションに触れた経験では、ログイングループによる権限管理、リストアのユーザーからの実行機能を備え、高いレベルで柔軟性とユーザーフレンドリーさが実現されているプレスストアを高く評価しています。というのも、これらの機能は他のソリューションで度々誤動作を経験していたからです。常に最新技術を追いかけている我々は、日々変化するITインフラストラクチャへの対応を余儀なくされます。ひいては使用するデータ管理ソフトウェアに対する過酷な要求が伴うことを意味しますが、現行のすべてのハードウェアやファイルサーバ、そしてOSに対応するPresSTOREは非常に簡単にこうした課題を解決してくれます。PresSTOREが持つ柔軟性と拡張性が、ネットワークの拡大や最新ハードウェアの追加・移行も容易に対応できます」(Odd社システム管理担当、オリバー・レーリヒ氏)